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電車について/電車の走るしくみ
「電車の走るしくみ」おしえてください。
電車は、電気の力を利用して走っているんだよ。
解説
電車の走るしくみ
まず、電車用の電線「トロリ線」から「パンタグラフ」という装置を使って電気を集め、電車に取り入れます。そして、この電気でモーターを回し、その回転する力を車輪しゃりんに伝えてレールの上を走行そうこうします。
パンタグラフ
・パンタグラフ
電気の取り入れ装置
電車が止まるしくみ
相鉄の電車が止まるために用意されているブレーキは、「空気ブレーキ」、「回生かいせいブレーキ〈一部の電車をのぞく〉」、「予備直通よびちょくつうブレーキ」の3つがあります。

1.空気ブレーキ
圧縮あっしゅくしてためておいた空気力を使って、「ブレーキシュー」(パットのようなもの)を動かし、電車の車軸しゃじくについている「ディスク板」(CDのような円形のもの)をこすることで発生はっせいする「摩擦力まさつりょく〈抵抗する力〉」を利用りようして止まるしくみです。10000系以降の電車では、車輪に直接「ブレーキシュー」をこすり付ける方式も使っています。空気力を通常つうじょうの場合より高くして摩擦力を高めたものを、「非常ひじょうブレーキ」といいます。

2.回生ブレーキ
電車のモーターの機能きのう発電機はつでんきの機能として使用することにより、モーターに負荷ふかをかけて車輪の回転する力を下げ、車輪の回転をおそくしていくものです。これは、ブレーキをかけたときに発生する電気エネルギーを架線に返す(回生ともいう)ため、しょうエネとなり環境にやさしいブレーキなのです。

3.予備直通ブレーキ
しくみは1.の空気ブレーキと同じです。もしも、ブレーキ用の空気タンクや空気配管くうきはいかんこわれてしまった時にそなえて、1.の空気ブレーキとは別系統べつけいとうの空気を使ったブレーキを用意しています。予備直通ブレーキは強弱きょうじゃくをつけることができず、非常ブレーキと同じくらいの強いブレーキがかかるようになっています。
ディスク板が車輪の外側にある 8000 系の台車
ディスク板が車輪の外側にある 8000 系の台車
ディスク板が車輪の内側にある 10000 系の台車
ディスク板が車輪の内側にある 10000 系の台車
車輪に直接こすり付けて止める 10000 系のブレーキシュー
車輪に直接こすり付けて止める 10000 系のブレーキシュー
 
元(げん)空気タンク
・元(げん)空気タンク
電車で使う圧縮空気をためる元空気タンク
VVVF制御装置
・VVVF制御装置
電線から送られてくる直流電流をモーターを動かす交流電流に変える装置
配電盤
・配電盤
電気系統の制御をする装置
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