保線の仕事
電車が走るレールやそれを支える枕木、道床(と呼ばれる石などの点検・修理・交換保守(を行って、安全を守ることが保線の仕事です。
たとえば、レールの表面上は少しずつデコボコになっていくので、これをときどき削(って平らにすることで電車の乗りごこちをよくします。また、「軌間(〈ゲージ〉」と呼ばれる2本のレールは一定の間隔(に保(たれているのですが、これが広すぎたり狭(すぎたりすると、電車は安定して走れなくなったり、脱線(する危険性(が出てきます。そのため、これを支えている枕木の交換や石の入れかえ、石のすきまを埋(める作業などを行って安全に走れるように整備(します。
電車の揺(れが少なくなるよう、石のすきまを埋める作業には、専用(の「マルチプルタイタンパー〈通称(マルタイ〉」という作業車(を使います。作業車の仲間には、レールや石などの重い荷物を運ぶ「モーターカー」と呼ばれる車もあります。保線の仕事は、相鉄線の安全を影で支える「縁(の下の力持ち」といえるでしょう。
|
|
|
朝〜夜は電車が走っているため、レールの交換などは深夜に行っています |
|
|
・軌道測定装置
モーターカーに引かれる軌道測定装置 |
|
|
・マルチプルタイタンパー
線路の下に敷いてある石の隙間を埋める装置 |
|